ものに値段があるように、今は、時間にも値段がある。
ウェブデザインを作る場合には、まだ、担当の方が値段を知らない場合が多い。なので、きちんと説明できないといけない。
「他ではこれくらい安くやってくれます」
(なら、そうすればいいでしょう、と言ったり、思ったり)
というのも安いものには、それなりの価値しかない。
たとえば、HTMLの記述が悪かったり、もっといえば、ブラウザがインターネットエクスプローラだけしか表示されないようであったり。
そういうこともきちんと考慮してデザインし、また、組み立てていく。
加えて、その説明もきちんとしていく。
これらが大切であると思うし、これらが私の価値であると思う。
たとえば、格安航空券で買った場合には、いきなり飛行機が飛ばなくなっても、チケットを売ったところへ文句を言っても意味がない。であれば、旅行代理店で買えば、それなりの対応をしてくれる。でも、旅行代理店だって、値段によってサービスの度合いが違うはずだ。
ウェブも一緒。
もしも、詳しく、ウェブデザインを知っているならば、こちらは説明も必要としないし、また、それに割く時間も少なくなるので、本当にできないところだけを、ちょこっと助けてもらえばよいのではないだろうか?
時間は、お金になっていく。情報もお金になっていく。
私が、日頃から、集めたり、学んできたものを提供するのに費やす時間が、どうして何も勉強してこなかった人間と同じにならなければならないか、疑問である。
なんとなく給料が入ってくる人間たちにはわかるまい。とくに、何か大きなものを売っている会社にいると、原価がいくらでそれに30%乗せることが規定なので、とくるけれども、その30%の仕事内容ってなんなのだろう?
説明できなひとが多いんだと思う。
けれど、私はすべてにこたえられる、少なくとも自分の値段に関しては。
値段についてみた場合に、その値段に見合うものが提供されるのか、と考えてほしい。
また、見合うものとは、デザインであり、サービスであり、知識であり、と含まれるはずだ。
ウェブデザインの値段、安い高いだけでははかれないものがあるのだ。