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Design Archives

October 17, 2003

デザインとアート

デザインとアートって違う。

デザインっていうのは、なにかを伝えるための手段であって、それにはロジックが入っていていいと思う。意味があって、相手にきちんとした情報を伝えるもの。
たとえば、ニュースのサイトで、フラッシュが動いていたら、変でしょ?
ファッションのところで、文字だけだと伝わらないでしょ?
ひとつひとつに意味がある。

アートって、思想などあるけど、それによって、伝わり方はいろいろありだと思う。
誰かの写真のサイトなんて、伝えたいものがあったり、感じるものがあってもそれ以上にはならないはず。

違いがわからない限り、きっといつまでたっても戦略もない、ブランディングもないサイトになってしまうのだと思う。

ウェブサイトはもちろんデザイン性が大切。

October 24, 2003

サンプルづくりから思うこと

よくサイト作りで最初に話をすると、「じゃあ、サンプル三つくらい?」とか、それを作っていっても、「来週、また別のかたちで三種類」などと言う方々いる。

ひとつは、こちらの失敗。つまり、きちんと制作の方法を伝えられず、また先方の意見を組み入れられず。
けど、相手方(発注方)の頼み方に問題がある場合も多い。

ラフを渡してそれを形にする、というのが本当は一番いいはず。
たとえ、手書きでも、要素を入れて、簡単なポイントレイアウトは一緒に納得して、それで作っていく方がいいように思う。

いくつもサンプルを作ったからといってよいデザインが出来るとは言えない。というよりもよいシゴトにはならないと思う。

たとえば、こうだ、旅行に行こうとする。場所だけは、伝えるとする。
けど、それ以上にどうして行きたいのか、という目的などを伝えなければ、旅行会社の担当は、いくつもいくつも用意しなくてはならなくなる。けれども、目的がわかっていれば、それにそったものをびしっとひとつ出してくれるはず。そこから膨らませていければいいと思う。つまり、こちら(発注側)も一緒になって考えて希望の形に近づける。
三種類くらい候補が来るかもしれない。けれども、それって自信のなさだ。ぼくのことをヒヤリングして、感じ取ったものだけを出してくれた方がいいし、また次もそこに頼みたくなる。
三種類も出してきて、違っていたら、「な〜んだ、こいつは俺の行きたい理由がまだわからないのね、他で頼んでもいいかな」といって、次は別の代理店に行くだろう。
ひとつ、「これです、あなたへの最適なコースは」とすすめて、そこから何か広がるようなバラエティがあれば、いい。つまり軸はひとつで十分だ。

頼むからには、相手に伝わるように頼む、どんなときでも基本だと思う。ユーザビリティという言葉は、本当はそういう個人に対して、行われるといいんだけど、実際の世の中、特に日本なんて、お金払っ方が常に大事っていって、甘やかす傾向がある。
でも、それじゃ、いつまで経ってもいい関係性なんかできやしないんじゃないかな?いい形にもならない。シゴトの基本だと思うけど、それってやっぱり個人の資質にもつながるのかな?

依頼する方は、きちんと伝える努力をする。制作する方は、きちんと話を聞き、汲み取る。
こういう関係性ができるクライアントは残念ながら少ない。

けれども、実はこういう関係性がないわけでもなく、意欲あるこういうひとたちとやっていくといろいろなエネルギーが生まれてきて、結果的によいものが形になって残る。

サンプルづくりのあたりから、先方のシゴトのレベルが見えてしまう。。。そんなこのごろです。

January 12, 2004

テストの仕方

一番いいのは、本番と同じ環境ですること。

また、確実にテスト状態で実験を行い、その状態で、本番に持っていくことができるといい。
たとえひとつのテキストを変更するだけだとしても、まずは一度テストでアップして、それから本番へ移行したほうがいい。

ウェブ自身にはどんなエラーがあるかわからない。
数々行っているとよくあること。

たまに、「ここだけ変えたらそのまま本番にあげてかまわない」ということがあるが、それによって思っても見なかったところが変化してしまうことがある。

細心の注意は常にもっていたいものだ。

February 3, 2005

Webの進め方

デザイン案をいくつか出す場合に、ウェブであればやはりサイトマップをきちんと作ってから進めたいもの。 どのような構成にするのか、それによってかわってくるからだ。 ウェブは、縦横にメニューがあるような形である。

本であれば、ページをめくって進んでいったり、読みたいところまでページを飛ばしていくことがあるが、ウェブでは、メニューの配置によっては、どこからでもすぐに、その他の階層へワンクリックで進めるようになる。 カテゴライズが非常に大事になってくるメディアなのだけれども、なかなか、思うように進まないサイトは多い。 せめて、自分が携わるサイトはそのようなことがないようにしたいもの。

ウェブの進め方では、どのようにしてサイトマップを最初に具現化できるか?ということが大切である。

March 1, 2005

CSSを基本に!

おそらく、昨年からのブログブームのおかげで、サイトを閲覧するのに、モダンブラウザを使う人が増えてきたのではないか?と感じるこのごろ。

ならば、いっそのことウェブはCSSにもっと力を入れていってもいいように思う。
必要ないところで、tableを使うよりは、なるべくルールに従っていくといいのだろうな、と思う。

ユーザビリティに配慮しながら、アクセシビリティも高くて、センスのいいサイトっていうのを今年は多く作っていけたら、いいな、と思う。
ひとつ本日立ち上がったサイトもCSSを駆使してみた。

さて、そこで問題は、昔のブラウザを使っているひとたちだ。どこまで、いつまでそれを考えていけばいいのだろう?
だからと言っておいていっていいとも言えない。
難しいところではあるけれども、サイトサイトによって、それは考えていくべきなのかもしれない。
サイトのアクセスをみて、そのなかでの割合かもしれない。

March 23, 2005

フラッシュとHTML

現在、フラッシュであるブランディングのページを作成している。

このフラッシュを使うべきかどうか?というところに実はこだわりが必要ではないだろうか?と思う。
なにがなんでもフラッシュを使う必要はないけど、インパクトやキャンペーンであれば有効な手段ではないだろうか? ユーザターゲットがひろいのであれば、必ずしも?でもないかもしれないけど。

このフラッシュを作る際には、同時にHTML版も用意しておきたい。
ページを印刷したい方や、イメージのポイントをじっくりとみたいひとも多いからだ。
それはもちろん対外的にだけでなく、内部であとで精査していくときにも有効であろう。

フラッシュをつくるときはぜひともオルタナティブに他の手段も同時に作成しておきたいものである。

May 23, 2005

カテゴリごとにブログのページデザイン替え

ブログを作成する際に、スタイルシートとの連動が大切になってくる。

カテゴリごとに色をかえたり、レイアウトだってやろうと思えば、替えることも可能になってくる。

Movabletypeだと、カテゴリ<$CategoryLabel$>、カテゴリの説明<$MTCategoryDescription$>、などあるので、それらをうまく使って、片方には、スタイルシート用の言葉だけを入れておけばいいので、比較的簡単に可能である。

そのスタイルシートで、body内にclass指定で全体をつつんでしまえばいいのだ。そして、そのスタイルシートがきいているときのみのスタイルシートを指定してやればいい。

たとえば、

<body class=“<MTEntryCategories><$MTCategoryDescription$> </MTEntryCategories>”>

とすると、たとえば、<$CategoryLabel$>が「デザイン」、<$CategoryDescription$>は「Design」というカテゴリをつくってあれば、その「カテゴリ」のページを選んだときには、

<body class=“Desgin”>

となる。

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August 5, 2005

ウェブデザインの価格

デザインはブランドと同じでレベル分けや認知分けなどあると思う。

ウェブの場合、アップするまでは誰でも(ちょっと勉強すれば)出来てしまうので、値段がぜんぜんかわってきてしまう。学生なんかに頼めばいくらでもやってくれそう(?)だし、HTML作成ソフトなんか使っているのであれば、それまた簡単に作られてしまいそうだ。

けれども、WindowsでもMacintoshでも耐えうるようなデザインにするとなるとそうはいかない。検証だって、ひとつのブラウザだけでするわけにもいかない。そうすると手間も時間もかけないときちんとしたものは作れないのではないだろうか?

よく相談を受けると、値段がわからないから安くていいでしょう?みたいな感じがあるときもある。それはもう価値の問題でもある。ウェブを使って情報を得たりすることにどれだけの価値をおいているかどうかがそこでわかってしまう。

情報はただ、という考えはこの国ではまだまだある。けれども、そうであれば、あなたの持っていない知識を知恵と組み合わせてサービスしているところはどうなってくるのであろうか? そのあたりが非常に説明することになると難しいことも出てくる。

なので、ウェブの価格っていうのは、作るもの自体だけでは判断できなくて、相手のレベルなどによってもだいぶかわってくるということだ。

January 12, 2006

デザインか情報か

ウェブを作る際には、必ず華やかなものがいい、という傾向があり、お客さんでもそのように考えている方々が多い。

ウェブを作るときに、フラッシュを入れて、とか、色を多く、とか、イメージ画像を入れて格好良く、とか。
けれども、その同じ方に、「では、サイトを見るときはいかがですか?」と訊くと、ほとんどは 「フラッシュはスキップします」「欲しい情報へ行けないとイライラします」と言ってくる。
ということはつまり、自分で作るときは格好つけたいけれども、逆の立場にたったときにはそれはいらない、ということになる。
サイトを作っているとそんな感じで、使用者であることを忘れて、また、ちょっとした貧乏根性?で、何でもありなサイトを求められることが多い。
ウェブサイトってやっぱり情報を提供する場所だからそれぞれにあった発信を考えていく必要がある。
もちろん、動きが必要なときだってもちろんある。何かの操作方法の説明や短編での動画情報などなど。

デザインか情報か、と言われれば、両方であるのはあるけれども、一般的にはデザインというのは、意味を持たない、と思われているのか格好つけだけのためであるように捉えられているのも悲しい現実。

『きれいであってしかも使いやすい』、そんなサイト作りが出来るように日々精進していくだけだ。

November 25, 2006

MacでWebを作るということ…

Web制作はどれだけ環境をよくしておいて、作業をするかが大切だと思う。

OS-Xになって、サーバー環境を簡単にMacパソコン内に作ることが出来るようになったので、Webを作る際に、SSIだphpだとか簡単に環境を作ることが出来るので、たとえば、それは近くのWindowsパソコンからもチェックが出来るので、とても使いやすい。

ここ4年くらいそういう状況で仕事をしてきているけれども、他のひとの環境をみていると相変わらずServerにアップして、それをSafariやWindows IEでチェックしたりしていて、そんなことしなくてもなぁ、と思うことがある。作業効率をあげるなら、OS-Xで、自分のMacパソコンの中にサーバー環境を作っていくことが何よりも大切で、それで、チェックしていけばいい。

PowerPC搭載機ならVirtual PCでWindowsを立ち上げてそこから見てもいいし(Virtual PC 7だとちょっと自分の中のサーバーを見られないこともあるけど)、IntelならParallelsなどを使えばいいように思う。

効率、制作できることって大事ではないだろうか?
こう考えるとMacはやはりWeb制作には向いているかなぁ、とつくづく思うこのごろである。

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October 8, 2010

自分だったら、と常に思うサイトつくりをしたい

自分だったらどういう情報が掲載されているウェブサイトがいいのか、わかりますよね?

旅行へ行くときに調べるサイト、(例えば)デジタルカメラを買うときに見るサイト。値段の比較だけでなくて、使っている方の実際の声を知りたい。できれば自分と同じような感覚の持ち主のサイトがわかればいい、と考えると思います。

そうなると、どういう形で情報発信するのが適切かわかってくると思います。
もちろん制約もあるでしょう。けれども、なるべく平たく正直な情報開示はサイトの信頼になってくると思うのです。
情報をどう出すのか、と考えると、“正直に”というのが私が最初から考えていたことでこと今のテクニックだけが蔓延る世界ではより感じられます。
SEOで呼び寄せておいて、売るだけ、なんてやり方をしていては長くは関係が続きません。

できれば、持続的に関係が続くほうがいいのではないでしょうか?
そういったサイト作りがますます重要になるな、と思っているこのごろです。

自分だったらどういう情報が欲しいのか、常に意識しながら作っていきたいと考えています。

March 6, 2015

Web x MBA x English x Communication

Web x MBA x English x Communication Matrix



このように6つの可能性が出てくると考えました。

もちろん、すべてを一緒ということもあるでしょうけれども、より具体的に考え、どこにフォーカスしていくべきか考えるとこのような6つになると考えました。

1. Web x MBA - 企業のウェブ戦略はとても重要です。

2. Web x English - ウェブを英語化する際にもっと戦略的に、伝わるように!

3. Web x Communication - ウェブコミュニケーションツールをうまく活用しましょう。

4. MBA x English - 海外のビジネススタンダードで取り組んでいかなければなりません。

5. MBA x Communication - コミュニケーションのやり方次第で結果が変わってきます

6. English x Communication - ダイバーシティの中でのコミュニケーション(プレゼンテーション、交渉等)は英語を使えればいいわけではありません。

以上のようなことを踏まえていくことが出来ると考えています。

April 23, 2015

レスポンシブ対応(スマフォやタブレット等)について

レスポンシブ対応が重要になってきました。

Googleがレスポンシブ対応を重視する動き(2005.4.21より)に対応するために気にされている方々も多いと思いますが、きちんとhtml/cssコーディングをされていれば、対応はそんなに難しくはないと考えています。ところが、このコーディング作業をきちんとしてこなかったとすると時間はかかるかもしれません。

もともとhtmlはきちんと要素に対応したコーディングをしておけば、閲覧してくる端末がどのようなデバイスであってもデバイスごとにcssで変えて見せてあげればいいので、コンテンツを作っていく(例えばライティングなど)人にとってはデバイスごとにhtmlを生成していく必要もなくラクなはずです。

一方、コンテンツの見え方は最適化されますが、コンテンツの容量が減るということではないので、ネットワークに負荷がかかる、という見方も出来ます。

しかし、実際にはそこまでユーザが気にするかどうかは疑問です。もちろん貧弱なネットワークで見ている方には気になるかもしれませんが、一般的には自分のネットワークが環境が良い悪いのせいでコンテンツを見る見ないとはなかなかならないのではないでしょうか?
この辺り、すぐに技術が追いついてくるので、それよりはユーザの見ているデバイスのスクリーンに対応することを念頭にしておくといいように考えます。

また、フラッシュ対応を基本的にしていない(他社のアプリを入れると閲覧できるようにすることは出来ますが、例外ですね)iOSでも動きを見せるHTML5で作っておき、それをデバイスのスクリーンごとに変形させることも容易に出来るようになってきました。

デザインの統一感に時間をかけすぎて中身を出す頃には情報が古くなっている、ということはないようにしたいものですね。また、ぜひ一度、ウェブサイトのアクセス情報をご覧ください。おそらくモバイルの割合が増えていると思います。そこを放っておくのはもったいないですよね。

いい時代になったなぁ、と思うのですが、皆さんのレスポンシブ対応化はいかがでしょうか?

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